2025年11月26日【衆議院 文科委員会】愛知アジパラ大会大阪万博二の舞いに!?経費3倍増の裏で万博工事未払業者のGLイベンツ630億受注

2025年11月26日【文科委員会】愛知・名古屋アジア競技大会及び愛知・名古屋 アジアパラ競技大会に関する特別措置法案について反対討論を行いました。

動画では17:42~です。

青字でブログ掲載にあたっての補足を記載します。

====

委員長 これにて趣旨の説明は終わりました。 本件について発言を求められておりますので、これを許します。大石あきこ君。

大石 れいわ新選組、大石あきこです。 本件、愛知・名古屋アジアパラ競技大会特措法及び決議に反対いたします。 この大会は来年の9月から10月に開催予定だということで、その大会経費が、当初見込みが1,200億円だったのが3,700億円と言われ、3倍超に膨張しているということで、これは、これに国費をぶっ込む、そういう特措法ですね。

これは問題がありまして、誘致時に、運営費は国は負担しないとした閣議了解を事後的に特措法で覆すものであり、今後の大型イベントに対してあしき先例となります。ならぬと決議などでもおっしゃっているんですけれども、なりますね。

400億円をぶっ込むとされているんですけれども、この国費支援というのが、ここも、教育、ありますけれども、生活、福祉、医療など優先度が高い分野をおいて大会赤字補填に回される、こういうことがこの国で国策として続いていますので、やはりこれは反対しなければならないですね。 つぎ込んでも解決しませんね。 予算が、経費が高騰し過ぎて、選手村をやめて節約すると聞きましたが、これは必要なものでしょう、選手にとって。バリアフリーは大丈夫なんだ、クルーザーとかホテルで、まあ詳細は決まっていないけれども大丈夫なんやと言われても、それは無理ですし、何よりこれは、大きな犠牲者が2つ生まれます。

1つは、県民ですね、愛知県民。これは、法案の説明者によりますと、県民、愛知県の、財政調整基金800億円全部取り崩すんだと。1,500億円ぐらいあるんですけれども、そのうちの使えない分を除いた全額ですね、800億円を取り崩してまだ足りないんだという説明でした。なぜこれで開催しようと思うんでしょうか。愛知県議会でそれは通ったんですかねと言ったら、説明者によると、まだだということなので、愛知県民の議論すら待たずに国会ではしごを外すということがあっていいんでしょうか。

そして、犠牲者がもう一ついると言いました。これは建設の未払い業者ですね。このアジパラでの受注を、運営関連の受注をGLイベンツという今悪名高い業者が何と630億円で受注しているんですよね。 このGLイベンツがなぜ悪名高いかというと、大阪万博、大阪万博で未払いを起こして係争中なのであります。

このGLイベンツは、大阪万博で6つのパビリオンを手がけたんですけれども、そのうちの四つで少なくとも未払いということで係争中なんですよ。マルタ館、セルビア、ドイツ、ルーマニアですね。

セルビア館の方は、先月離婚して、8月の、これは建設業者さん、未払いで、物すごい額の、一億円以上の額の未払いになっていて、離婚して、8か月のお子さんと別れないといけないんだというような、そういった、国内の建設業者が未払いで倒産したり家族と離散したりという悲惨なことを招いている業者に630億円、国費でぶっ込むのが400億円、愛知県民の財政調整基金取崩しが800億円と、これはちょっと間尺が合わなさ過ぎるでしょうという状況の中で、これは、れいわ以外が賛成ということで本当にいいんでしょうか。

れいわ新選組は反対します。 終わります。

※衆議院、文部科学委員会 会議録より転載。大石あきこ事務所にて編集

タイトルとURLをコピーしました